2016.08.23更新

 

流し込み食べとよくかむこと

消化の第一歩として
・唾液と混ぜ合わせ、飲み込みやすくします・食べ物を消化しやすいように小さくします・でんぷんを分解します
噛むことは自然の歯ブラシとして
・歯は食べ物を砕き、食べ物は歯を磨きます・口をきれいにします・唾液がたくさん出ます
肥満防止として
・よく噛むことにより、少量でも満腹感が得られます
ガン予防として
・唾液の力があります

流し込み食べに対する逸話を紹介します。
昭和21年、敗戦後の中国での話。 中国全土から日本兵たちは、飢えと戦いながらも上海にたどり着いた。しかし、屋外でテント生活を余儀なくされていた。おまけに衛生状態も悪く、便所は穴を掘って板で囲っただけのもの。しかも、上海は、コレラの多発地帯であったという。 食料不足で抵抗力のない生活において、ひとたびコレラが発生すれば、壊滅的な打撃を受けることが予測される。 そのうち一人がコレラで死亡したことがわかった。全員の検便をしたところ、コレラの感染者が24人もいた。しかし物資は困窮し何ら案は浮かばなかった。 そこである軍医が、最後の手段を提案した。 「食事中は、一切水分を口にしない。」ただそれだけであった。 唯一残されたコレラの予防法は、胃液による殺菌しかないのだ。誰もが、故国に帰りたい一心でそれを守った。
おかげで、一人の二次感染者も出さなかった{「かかる軍人ありき」伊藤桂一著より引用}。


投稿者: またほ歯科

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