マウスガードがスポーツ時の歯科的な外傷の予防ならびに軽減効果があることはよく知られています。また、実際にマウスガードの装着が義務化されているスポーツの数も増加傾向にあります。

また、義務化されてはいませんが、マウスガードを装着することにより、より安全にプレイできると考えられているスポーツ競技も多く実際にそのようなスポーツでマウスガードが使用されている例も多くみられます。
しかしながら、マウスガードの効果をよく知り、制作を求める選手はまだ少ないと言えます。

マウスガードの効果

外傷の予防や軽減、脳しんとうの予防や軽減。
また、パフォーマンスの向上も期待できると言われています。

健康な睡眠を

これまで歯科医療は、歯と口腔の健康を守る、あるいは回復することによって食生活の不安をなくし、生活の質の向上をはかることが中心でした。
しかしその他にも、咬合(噛み合わせ)を回復することにより、口腔の健康を維持するだけでなく全身の健康にも良い影響を与えることも明らかとなってきています。
また、噛み合わせを改善することで睡眠の質も上がると言われています。

・睡眠時無呼吸症候群
・いびき

これらの症状は、寝ている間に気道がふさがれてしまうため、十分に酸素が供給されません。特に、寝ている時間に身体は多くの酸素を必要とします。その際、十分な酸素が供給されないと「寝た気がしない」「寝起きが悪い」など快眠感を得られないだけでなく、記憶力の低下や日中の居眠りなど、生活に支障をきたしてしまうこともあります。
そこで、スリープスプリントを用いるという改善方法があります。これにより、舌や下顎を固定し睡眠時の気道を確保することで、睡眠の質を向上させることができます。