口腔外科について
口腔外科とは、「切る」「縫う」といった、大きな手術に限ったことではありません。親知らずが痛んで抜歯を必要とする場合や、お口の開閉時に顎の違和感がある場合、「ガクガクと音が鳴る」「顎が痛い」といった顎関節症の治療なども、口腔外科で対応します。
顎関節症でお悩みの方
顎関節症は、さまざまな原因が考えられます。
- 顎周りの筋肉、それに付随する筋肉が影響しているケース
- 上下の歯の噛み合わせが悪く、顎に負担がかかっているケース
- 歯の食いしばりや、寝ている間に歯ぎしりをしているケース
- 他の病気により、骨や関節が変形しているケース
- メンタル面の不調から、身体にも不調が現れているケース
当院では、顎関節症の治療に入る前に検査や問診を行い、不調が起きている原因を確定します。そのうえで、適切な治療を行っていきます。
また、治療にはレーザーを使用し、痛みの軽減や開口をしやすくするなどの即効性の高い治療のほか、寝ている間に歯ぎしりや噛みしめをしている方には、マウスピースによる治療も行っています。
※顎関節症に関しては、ブログにも掲載しています。こちらもご確認いただければ幸いです。
当院の顎関節症治療
「口を開けると痛い」「口を開ける時に雑音がする」「口の開け閉めがうまくできない」。これらはすべて、顎関節症の代表的な症状です。
これらの症状を緩和させるため、当院ではレーザー治療を行っています。照射部位が暖かくなる程度で、痛みは全くありません。当院で使用している「Nd:YAGレーザー」は、速攻性の効果が期待できます。顎関節部と耳の下のリンパが流れるツボに照射し、症状の改善を図ります。
また、当院には、「大学病院などで外科手術を受けたが、改善が見られなかった」といった患者様も多く通院されています。
親知らずの抜歯治療
親知らずには、「抜歯を必要とするケース」と「抜歯の必要がないケース」の2つのパターンがあります。
抜歯が必要なケース
- 生える向きが正しくない
- 周囲の歯磨きが十分に行えず、むし歯になっている
- 歯並びへ悪影響を与えている
- 痛みがある場合
抜歯が必要でないケース
- まっすぐ生えている
- 他の歯、また歯並びへ悪影響がない
抜歯のメリット・デメリット
メリット
- むし歯や歯周病の防止
- 歯並びや他の歯への悪影響を防止
- 親知らず周辺の歯周炎予防
デメリット
- 抜歯後、顔や顎が腫れる場合がある
- 親知らずが表面に出てきておらず抜歯が困難な場合、大学病院などで抜歯が必要になることがある
外傷治療について
転んで歯を折ってしまった場合や、「スポーツ時に接触して歯が欠けた、ヒビが入ってしまった」など、外傷による歯の応急処置も行っております。欠けてしまった歯や、折れてしまった歯がある場合は、牛乳などに入れてご持参ください。