2017.02.27更新

歯のしくみとむし歯の進行について

歯は歯冠(歯肉から出た部分)と歯根(歯肉の中に埋まっている部分)からなります。

歯冠部分は表面からエナメル質、象牙質となりたっていて、中心には神経と血管などが入っている部屋があり歯髄と呼ばれます。
骨に埋まっている歯根部分はセメント質でできていて、そして歯槽骨の間には歯根膜と呼ばれる靭帯があります。

図のようにむし歯はC1~C4まで段階的に進行してゆきます。
C1は歯の表層のみ(エナメル質)にむし歯が進行したものです。
C2は歯の表層からさらに内部の象牙質までむし歯が進行して状態です。冷たいものがしみるなどの症状がでてきます。
C3は歯髄まで、進行していて多くは歯の痛みを伴います。
C4は歯冠部分が崩壊した状態です。根の先まで達した細菌の感染により、膿のかたまりを作り抜歯の可能性もあります。 


投稿者: またほ歯科

2017.02.21更新

初期むし歯なら健康な歯に戻る可能性あり!

CO(初期むし歯)の状態になっても、健康な状態にもどることもあります。
ここで大切なことは穴が開いた状態のむし歯に移行しないようにしっかりと管理をすることです。

上図写真をご覧ください。
上顎前歯の歯肉の境目の近いところが、白い色をしています。
歯の表面が白く脱灰していますが、まだ穴はできていないのでCOの状態と言っていいでしょう。
 7年後、しっかりブラッシングができるようになり、間食の仕方も改善され、
歯科医院での予防処置を受けたことで、COは改善され健康な状態に回復した例です。

下図をご覧ください。
噛む面のみぞが黒くなって、COの状態になった歯ですが、
8年後、学校での保健指導やかかりつけ歯科医での予防処置を受け健康な状態を保っています。

以上のように初期の虫歯は治ることもあります。


投稿者: またほ歯科

2017.02.14更新

むし歯のでき始め=CO(シーオー)

子供たちの健康つくりは大切な課題です。
生活習慣を正しくすることによって、自分の体は自分で守る習慣をつけさせることを教えます。
特に鏡で自分の健康を確認するには「歯」とても良い教材となります。
たとえ病気になっても、きちんとした生活習慣を守ることによって病気が治ることを学ばせることができます。

ここではCO(シーオー)の概念が大切になります
そのCOについてお話しましょう。

プラークが付きやすいところ、とりにくいところが「脱灰」しCOとなっていきます。
前回お話ししたところですね。

これは学校での保健指導の対象となります。

・COとはむし歯になりかけていますが、まだ穴はあいていない状態の歯をいいます。口の中の状態を改善させることができると、健康な歯に戻ることもあります。
・奥歯の噛む面の溝が、すこし茶色になっていますがまだ穴は開いていません。
・歯肉の境目が、白く変色していますが、まだ穴にはなっていません。


投稿者: またほ歯科

2017.02.09更新

むし歯か健康な歯か?

歯が溶けていく「脱灰」の状態が長く続くと...
つまり歯みがきをしない、甘いジュース・お菓子・飴などをだらだら食べるなどで、

そう!むし歯ができていきます。

しかしそのような状態が改善されると...
つまりきれいに歯みがきをすると元どおりになろうとする「再石灰化」が働きが強まり、

そうですね!健康な状態が維持されます。

これが脱灰と再石灰化のメカニズムです。
当然唾液の性質にも左右されてきますよ。


投稿者: またほ歯科

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