2013.10.19更新

糖尿病患者さんの口腔内写真です。
左側写真は糖尿病と歯周病が進行しています。
右側写真は同じ患者の治療2年後の写真です。
糖尿病と歯周病の治療を平行して行いました。
上顎の前歯部は保存できなかったですが、
義歯を入れて現在も安定した状態を保っています。


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.16更新

糖尿病患者さんの口腔内で多く見られる特徴を説明します。
・むし歯・歯周病・顎炎
・口腔乾燥・口臭・口内炎・舌炎
・味覚障害・知覚障害
・治癒不全・術後感染
・義歯不適合

糖尿病が歯周病に関わる機序については
・微小循環障害
・免疫能低下
・唾液中の糖分増加
・創傷治癒遅延
・口腔乾燥が歯垢蓄積を促進
以上のような過程が考えられます


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.11更新

糖尿病と歯周病の関わり

歯周病と糖尿病に関する疫学調査について説明します。
(1)平成11年に歯周病患者602名を対象として愛知県歯科医師会が実施しました。
(2)糖尿病罹患状況と歯や歯周病の状態について調査しました。
結果のまとめとして
・歯周病患者は一般に比べ糖尿病有病率が高かった。
・歯数・歯周病所見において、糖尿病罹患者では歯および歯周組織の状態がより悪化していた。
・口腔諸症状の有無と糖尿病診断の間には強い相関があった。


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.09更新

糖尿病の合併症について説明します。
急性合併症には
 糖尿病性昏睡、低血糖性昏睡、感染症があります。
慢性合併症には
 網膜症、腎症、神経障害、心筋梗塞、脳卒中、歯周病があります。

Ⅰ型糖尿病について説明します。
・膵臓ランゲルハンス島のインシュリン産生β細胞が破壊されて発症します。
・遺伝性、自己免疫、ウイルス感染が関係
・多くはインシュリン依存型糖尿病
・若年性糖尿病の中で大きなウエイトを占めます。
Ⅱ型糖尿病について説明します。
・インシュリン機能の障害(インシュリン抵抗性→インシュリン産生自体が低下)
・食べ過ぎや運動不足など生活習慣や加齢の関与が大きい。
・徴候の始まりは一般的に緩徐である。
・多くはインシュリン非依存型です。


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.07更新

糖尿病と歯周病
糖尿病の症状には主として以下の症状があります。
のどが渇く・水をよく飲む・手足のしびれ・体重の減少・尿が多くなる等の症状です。

糖尿病とは(最初に糖尿病について説明します)
・「インシュリン効果発現の不足を共通の特徴とする、異型の疾病群の総称」をいいます。
  1型、2型、特定疾患に継発する糖尿病、妊娠糖尿病
インシュリン依存型、非依存型などの糖尿病があります。
・インシュリン効果については
  血糖値を下げるすなわち、細胞組織にグルコースが取りこまれる作用をします。

平成9年糖尿病実態調査によると、日本人で糖尿病が強く疑われるのは690万人、
糖尿病の疑いが否定できない者も含めると1370万人いるといわれています。
日本では40年前に比べ、糖尿病患者数は50倍に増加しました。


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.04更新

定期健診について
歯周治療後のメインテナンスついて説明します。
①正しい歯磨き
②補助清掃用具の使用
③体によい食生活
④定期健診
毎日の正しいブラッシングに加えて、
プロフェッショナルプラークコントロールとして、
歯科医師や歯科衛生士による定期的なメインテナンスを行う必要があります。


 

投稿者: またほ歯科

2013.10.02更新

歯周治療の前後について説明します。
同じ患者の写真です。40歳の時にかなり進行した歯周病でしたが、治療とメインテナンスをすることで、
58歳の現在、とても健康な口腔状態を維持しています。
当初は毎月のメインテナンスを行い、状態が良くなってからは3か月ごとの健診となりました
現在は何でも噛むことが出来ると喜んでおられます


 

投稿者: またほ歯科

2013.09.30更新

歯周外科手術(術中写真)の説明をします。
歯周初期治療後に一定の期間をおいてから、
再度歯周検査をして改善傾向にあるものはメインテナンスとなりますが、
改善が見込めない場合、歯周外科治療となります。

歯肉を開いて、歯の根の深い所に付着した歯石除去と同時に、
歯肉の形態も整える手術をしています。


 

投稿者: またほ歯科

2013.09.28更新

歯周外科手術(術前写真)の説明をします。
歯石除去やルートプレーニングで改善が見込めないとき、歯周外科手術を行います。
歯周初期治療後に一定の期間をおいてから、
再度歯周検査をして改善傾向にあるものはメインテナンスとなりますが、
改善が見込めなかったので手術へと移行しました。

この写真は、38歳男性でかなり進行した歯周病となっています。


 

投稿者: またほ歯科

2013.09.26更新

歯周初期治療(ルートプレーニング)について説明をします。
ルートプレーニング(縁下歯石除去):歯肉縁下に付着している歯石除去を行います。

歯垢や歯石は、歯肉にある歯周ポケットなどの見えない部分にも付着しています
歯根部分(ルート)についた歯石や歯石、壊死したセメント質などを器具で取り除き
歯根の表面を磨いてツルツルにし、再び歯石や歯垢を付きにくくして歯周病菌を増やさないようにします。

この治療はポケットの奥深くまで器具を挿入するので、局所麻酔を行うことが多いです


 

投稿者: またほ歯科

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