2017.02.21更新

初期むし歯なら健康な歯に戻る可能性あり!

CO(初期むし歯)の状態になっても、健康な状態にもどることもあります。
ここで大切なことは穴が開いた状態のむし歯に移行しないようにしっかりと管理をすることです。

上図写真をご覧ください。
上顎前歯の歯肉の境目の近いところが、白い色をしています。
歯の表面が白く脱灰していますが、まだ穴はできていないのでCOの状態と言っていいでしょう。
 7年後、しっかりブラッシングができるようになり、間食の仕方も改善され、
歯科医院での予防処置を受けたことで、COは改善され健康な状態に回復した例です。

下図をご覧ください。
噛む面のみぞが黒くなって、COの状態になった歯ですが、
8年後、学校での保健指導やかかりつけ歯科医での予防処置を受け健康な状態を保っています。

以上のように初期の虫歯は治ることもあります。


投稿者: またほ歯科

2017.02.14更新

むし歯のでき始め=CO(シーオー)

子供たちの健康つくりは大切な課題です。
生活習慣を正しくすることによって、自分の体は自分で守る習慣をつけさせることを教えます。
特に鏡で自分の健康を確認するには「歯」とても良い教材となります。
たとえ病気になっても、きちんとした生活習慣を守ることによって病気が治ることを学ばせることができます。

ここではCO(シーオー)の概念が大切になります
そのCOについてお話しましょう。

プラークが付きやすいところ、とりにくいところが「脱灰」しCOとなっていきます。
前回お話ししたところですね。

これは学校での保健指導の対象となります。

・COとはむし歯になりかけていますが、まだ穴はあいていない状態の歯をいいます。口の中の状態を改善させることができると、健康な歯に戻ることもあります。
・奥歯の噛む面の溝が、すこし茶色になっていますがまだ穴は開いていません。
・歯肉の境目が、白く変色していますが、まだ穴にはなっていません。


投稿者: またほ歯科

2017.02.09更新

むし歯か健康な歯か?

歯が溶けていく「脱灰」の状態が長く続くと...
つまり歯みがきをしない、甘いジュース・お菓子・飴などをだらだら食べるなどで、

そう!むし歯ができていきます。

しかしそのような状態が改善されると...
つまりきれいに歯みがきをすると元どおりになろうとする「再石灰化」が働きが強まり、

そうですね!健康な状態が維持されます。

これが脱灰と再石灰化のメカニズムです。
当然唾液の性質にも左右されてきますよ。


投稿者: またほ歯科

2017.01.27更新

歯の表面での不思議なこと
(2)再石灰化について

ずっと歯が解けっぱなしではないのです
むし歯菌が歯を少し溶かしてもそれだけでは大きなむし歯にすぐなるわけではありません。
少しずつですが、お口の中の唾液、つばが歯の汚れを流してくれて、元に戻そうとしてくれます。
これを「再石灰化(さいせっかいか)」と言います。

 口の中では甘い食べ物が入ってくるたびこの「脱灰」、「再石灰化」という働きが繰り返されています。
前回のお話しの脱灰と今回の話の再石灰化のバランスでむし歯にならないようになっているのです


投稿者: またほ歯科

2017.01.13更新

歯の表面の不思議
(1)脱灰について

 食事後、日常繰り返されている歯の表面の様子です。

・歯の表面に付いた汚れはプラークと呼ばれます。
・そのプラークの中にはミュータンス菌などと呼ばれるむし歯菌がいて、甘いものをエネルギーにして、歯を溶かす酸を作ります。
・これが原因で、歯からカルシウムやリンという成分が溶けていくことを、難しい言葉で「脱灰(だっかい)」と言います。

でもずっと歯が解けっぱなしではないのです
それは、次回でお話しいたします


投稿者: またほ歯科

2016.12.27更新

口のまわりはどうなっているのか?

噛むという行為は、歯、口だけではなく頭や首の周りの数多くの筋肉も動くことや、顎の関節のはたらきによって行われています。
・口を開ける働きをする筋肉
・口を閉じる働きをする筋肉(かむ時の力点)
・頭をささえる働きをする筋肉
・開閉する支点となる関節
・歯(歯列)は作用点となる

そのために噛み合わせがよくなかったり、間違った噛み癖があるとこれらの筋肉のバランスが崩れて、肩こりや頭痛がおこってくることもあります。
右と左でバランスよく、しっかり良く噛んで食べましょう。


投稿者: またほ歯科

2016.12.20更新

口の中を見てみよう

それぞれの歯は、食べる機能に関係して、その役割に適した形になっています。
これは永久歯(大人の歯)です。
・「切歯(せっし)」
 食べ物をとらえ、食べ物の硬さや、大きさを確かめながら 物を噛み切ったり、発音を整える働きをしています。
・「犬歯(けんし)」
 食べ物を引きちぎる働きをしています。肉食動物ではこの歯が発達しています。
 切歯、犬歯ともに顔つきを整える役割もあります。
・「小臼歯(しょうきゅうし)」
  物を噛み砕く働きをしています。
・「大臼歯(だいきゅうし)」
 食べ物を噛み砕き、すりつぶしながら、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすい形にします。

他に口を構成する組織として口蓋(こうがい)、舌、唇、頬、口腔底および周囲の筋肉があり、それらの共同作業で食べたり飲み込んだり出来るのです。


投稿者: またほ歯科

2016.12.12更新

永久歯の口の中の様子

●これは永久歯の歯並びを正面から見たものです。

●小学生期に乳歯が永久歯へと生え変わり中学生になると第二大臼歯が生え永久歯列が完成します。
 ・上と下14本ずつで合わせて28本あります。親知らずまで含めると32本です。
 ・乳歯と永久歯のちがい

 ①色が違う...
  乳歯は白に近く、それに比べて永久歯は黄色味を帯びています。

 ②大きさが違う...
  永久歯の方が全般に乳歯よりもひとまわり大きいサイズです。

 ③歯質が違う...
  エナメル質、象牙質ともに乳歯の方が薄いため、乳歯のむし歯は早く進行します。


投稿者: またほ歯科

2016.11.28更新

乳歯から永久歯への生えかわり

●小学生期は、乳歯から永久歯へ生え変わる時期で歯並びや噛み合わせを育成する面から大切な時期です。
 ・個人差はありますが、一般的に6歳前後7年にかけて乳歯から永久歯への生えかわりが始まります。中学生までには第二大臼歯も萌出し永久歯列となります。
 ・乳切歯が抜けたあと永久歯の切歯が生えてきます。第一大臼歯も生える時期です。

●乳臼歯生え変わりの時期は噛み合わせが悪く、うまく噛めません。
 唇をしっかり閉じてゆっくり良く噛んで食べるようにしましょう。
 この時期は歯みがきがしにくい時期なので1本ずつ丁寧にみがくように心がけましょう。


投稿者: またほ歯科

2016.11.18更新

乳歯の口の中の様子

 乳歯が生える時期には、個人差がありますが、通常は6ヶ月頃に生えはじめ、2歳半から3歳頃までに生え揃います。

●これは乳歯の歯並びを正面からみたものです。

●乳歯の数は、上と下10本ずつで合わせて20本です。乳歯が生えることでものを噛むことができるようになり、顔の形も整います。
・永久歯と同じように切歯、犬歯、臼歯があります。
・ 一番奥の臼歯(第二乳臼歯)のさらに奥から第一大臼歯(6歳臼歯)が6歳ころから生えてきます。
・乳歯は、むし歯の進行が早く、この時期のむし歯や歯並びの問題は次に生えてくる永久歯に影響するので特に注意が必要です。

投稿者: またほ歯科

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